UDLDを究める:(1) UDLD は何をするプロトコルか?

10BASE-T 以降のイーサネットなどネットワーク機器のポートは、通常、データの送信と受信の両方が行えることが期待されています。

a
※ 例外として、Cisco のCatalyst6500 や4500でサポートされているUnidirectional Ethernet という機能があります。

本来は送受信ができるはずのポートで、受信または送信しかできなくなると様々なトラブルが発生します。

代表的なものとして、スパニング・ツリー・プロトコルの誤動作によるループがあります。

OSPF など、ルーター間で隣接関係(ネイバー)を構築してからデータをやり取りするルーティング・プロトコルであれば、ネイバーがダウンすることで障害を早期に検知することができます。

しかし、RIPv1 のように、一方的に経路情報を送るプロトコルの場合、「特定のネットワークとの通信ができない」以外、明示的に障害の発生を示す情報が無く、切り分けが困難です。

Cisco のCatalyst シリーズのLAN スイッチ製品でサポートされているUDLD(Uni-Directional Link Detection)機能を使うと、そのような状況を検出し、ポートを閉塞させることで障害の局所化が行えます。