UDLDを究める:(3) UDLD とオート・ネゴシエーション

オート・ネゴシエーションがあればUDLD は必要ない、という意見があります。

確かに、オート・ネゴシエーションのリモート・フォルト(Remote Fault)機能を利用すれば、TX から送信した(はず)の信号が相手に届いていないことを検出できます。


a

しかし、オート・ネゴシエーションで検出できるのは、PHY レベル(物理層)の信号までです。

PHY レベルでは問題がなくても、スイッチのポート不具合でフレームを送信・受信できない状況が発生することがあります。


UDLD は物理層のプロトコル、という誤解があります。

Cisco の社員でさえ、そのような誤解をしている人をたまに見かけますが、正しくありません。


名称にリンクとありますが、物理層の信号を監視しているわけではありません。

スイッチ間でフレームを送信しあって到達性を確認することで、物理層の状態変化を間接的に検出するプロトコルです。

フレームの到達性は、データリンクの健全性と言い換えることができます。